Transform gizmo toggleボタン
Transform gizmo toggleボタンは、「トランスフォーム ギズモ トグルボタン」と読みます。
Unity Editorのツールバー上のTransform gizmo toggleボタンにはゲームオブジェクトの移動や回転時における座標の基準位置を設定するボタンです。このボタンには、「Pivot/Centerボタン」と「Global/Localボタン」があります。
「Pivot/Centerボタン」は押す度にPivotモードとCenterモードが交互に切り替わります。これらのモードはSceneウィンドウと関係し、ゲームオブジェクトの移動や回転、拡大縮小等と関わります。
親子関係を結んでいるオブジェクトにおいては、移動や回転時には基準点が必ず定められますが、モードによって基準点が異なります。基準点の違いによって移動の仕方が異なるので注意が必要です。
Pivotモード:親の座標を基準点の位置として表示されます。
Centerモード:選択されたゲームオブジェクトを親とする全てのゲームオブジェクトの位置関係が考慮され、それらの中間の位置が基準点の位置として表示されます。
どちらが正しいというものではなく、その時その時のケースで使い分ける必要があります。
「Global/Localボタン」はゲームオブジェクトの座標系の基準を切り替えることができます。グローバル座標とローカル座標があり、それぞれのモードでは扱う基準位置が変わるだけでモードを切り替えたからといってゲームオブジェクトの位置が変わる事はありません。Localではそれぞれのゲームオブジェクトそのものが持つ座標軸を基準として用いて、回転などを使用して軸の向きを変えます。Globalではゲームオブジェクトの座標軸をワールド座標として扱います。ワールド座標は、Sceneウィンドウ上の3D空間が持っている座標で唯一の座標軸です。3D空間の座標軸を基準として、移動や回転等を行います。