予約語

　予約語とは、プログラミングにおいて識別子を用いる際、すなわちデータに名前を付ける時に、名前の文字列としてはルールに従っているにもかかわらず、例外的な理由で使用できないような語句を指します。予約語は変数名や関数名等の識別子としての利用できません。通常、複数の英数字を用いれば変数名として扱えますが、特定の文字列が組み合わさった場合使用できなくなります。
　多くのプログラミング言語において、命令語や仕様として決められた定数名等、そのプログラミング言語で特別な意味合いを持つ文字列は予約語として扱われます。
　例えば、一般的な例では、プログラミングで用いる基本的な制御文、制御構造や基本的な変数のデータ型が上げられます。whileやif、switch等はそれ自体が意味を持つため、変数名として用いようとすると、翻訳の際に混乱が生じます。プログラムへの翻訳、コンパイル時等のソースコード解析時に各記述内容は最小単位(トークン)に分割されますが、その際に上記の予約語は、制御構造として扱われてしまうため、変数として取り扱われません。そのため、そうした語句は、例外的に変数名として使用できないようにしています。