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アクセス修飾子

 アクセス修飾子とは、オブジェクト指向プログラミングにおけるカプセル化を実現するためのものです。アクセス修飾子によって、各クラス変数関数(メソッド)におけるアクセス権が決定されています。これは使用範囲を決定する一種のスコープと考えることもできます。
 そもそもカプセル化とは、オブジェクトのデータを内部に封じておき、外部からのアクセスを制限する目的があります。このため、必要なアクセス以外は受け付けないように設計します。もしもアクセス制限がなければ、手違いで本来想定していない動作を起こしてしまう可能性がありますので、そうした不測のバグを防ぐ目的もあります。これを実現するのがアクセス修飾子です。アクセス修飾子には以下の3種があります。
public
 全てのクラスからアクセス可能
protected
 自身と子クラス(派生クラス)からアクセス可能
private
 自身からだけアクセス可能
publicは完全に開かれたデータや機能であり、どこからでもアクセス・利用が可能です。一方で、privateではアクセスが制限されています。オーバーライドなどして機能を上書きする場合等は、protectedにする必要があります。これらとは別に、abstract修飾子というものがありますが、これはアクセス修飾子とは若干異なりますが、抽象クラス等で用いるものです。

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