カプセル化
カプセル化とはオブジェクト指向プログラミングにおいて用いられる関連するデータや機能を一つのまとまりとして隔離することをいいます。カプセル化はオブジェクト指向プログラミングにおいて非常に重要です。
オブジェクトは、いくつかのデータや機能を含んでいますが、それらはクラスとしてまとめられているため情報が隔離されています。カプセル化によって関連している変数や関数等をクラスとして一つにまとめてしまうことで、あるクラスで変更を加えたりした場合でも、その変更はカプセル化されたクラスの内部だけで済み、その変更によってクラスの外の他のクラスやソースコードにまで影響を与えてしまうことはありません。
例えば、クラスとして、「犬」を定義した後に、「猫」というクラスを定義したとしても、もとからあった「犬」というクラスは「猫」という新しいクラスのことをそもそも把握しておらず、なんら影響を受けることはありません。