G学院を運営する株式会社GimoGimoのオウンドメディア「G-MEDIA」

ゲームのお仕事

2019.10.20 Sun.
海外のゲーム会社(1)北米のゲーム会社

海外のゲーム会社(1)北米のゲーム会社

世界的に人気が高いゲームですが、海外のゲーム事情が気になる人もいるかと思います。
中でもゲーマーの数が多い国でもある、アメリカのゲーム事情はどうなっているのでしょうか?
海外ゲーム事情の中でも、北米ゲーム業界についての実態を紹介していきます。
アメリカとカナダの有力ゲーム会社は、日本でも注目を集めています。

 

アメリカ人のゲームとライフスタイル

ESAというと、E3の開催や運営などでも知られていますが、毎年色々な業界におけるレポートを発表していることでも有名です。そんなESAは、北アメリカのゲーム業界のことについても触れています。それによると、北アメリカのゲーム業界の収益が過去最大となる、434億ドルになった2018年の状況を受けて、北アメリカ人のゲームとライフスタイルについての調査を行いました。

 

今回の調査は、約4000人のアメリカ人が対象になっています。

 

それによると、北アメリカでは約1億6400万人もの人が日常的にゲームを楽しんでいて、北アメリカ全体の4分の3の世帯に、少なくとも1人はゲーマーがいるということが分かっています。

 

全世帯の93%がスマホを持っていて、さらにそのうちの半数近くの方がゲームを楽しんでいるのです。
個人のライフスタイルの状況は、次の通りです。

 

◆90%の保護者が子供の利用しているゲームに注意を払っていて、その57%の保護者が少なくとも1週に1回は、子供と一緒にゲームを楽しんでいます。

◆ゲームを楽しんでいるユーザーは健康的な生活を求めている傾向にあり、そのため平均7時間の睡眠を取り、定期的な瞑想も行っています。

◆74%の保護者は、子供にとってゲームは教育的だと考えています。

◆84%の保護者が、実際に子供が楽しんでいるゲームのレーティングを把握しています。

◆ゲームプレイヤーの実に46%が女性です。

 

その他にも、79%の方がゲームは精神的な刺激になっており、78%の方がリラックスとストレス解消に効果があると考えている、52%の方が大学教育を受けている、59%の方が政治に関心を持っている、56%の方がゲーム以外の趣味を持っているなどがあります。

 

ゲーム以外の趣味を見ると、絵画や読書など創造的な趣味を持つ人が多いようです。
以上のようにアメリカのゲーム事情は様々ですが、全体的にゲームが好きな人が多いのが特徴と言えます。

 

世界的に高いオンラインゲーム市場を持っている

オンラインゲーム市場の規模を見ると、世界の中ではアメリカがトップクラスを誇っています。

当然ですが、アメリカにあるオンラインゲーム会社も海外に多くの支社を保有するところが多く、開発しているタイトルも世界的に有名なものが揃っているのが特徴です。

 

日本と同じように、コンシューマゲームの世界からオンラインゲームへと規模の拡大を図るゲーム会社もあれば、パソコンゲームを中心に様々なゲームの開発を行ってきたゲーム会社が、オンラインゲームの世界に参入して成功したケースも少なくありません。

 

このように、アメリカにも多種多様なオンラインゲーム会社が多いのが特徴です。
そんなアメリカには様々なゲーム会社がありますが、その中でも有力なところを紹介します。

 

 

エレクトロニック・アーツ

まずは「エレクトロニック・アーツ」ですが、こちらの代表的な作品は「バトルフィールド」シリーズです。

エレクトロニック・アーツは、世界でも売上第3位を誇る巨大なゲーム会社になり、人気映画の版権ゲームを始めとして、根強い人気を持つゲームシリーズをオンラインゲーム化するなどして売上を伸ばしている企業になり、業界からも常に注目されています。

 

日本のゲーム会社で例えるなら、スクウェア・エニックスカプコンなどにタイプが似ているオンラインゲーム会社と言えるでしょう。

 

たくさんのゲーム制作スタジオを設置していて、アクションやスポーツ、バラシューティングやロールプレイングなど、幅広い種類のゲームを提供しています。バラエティに富んだゲームタイトルに定評があり、日本にいるゲーマーからも注目を集めているのです。

 

人気シリーズをオンライン化することで売上を伸ばしていますが、エレクトロニック・アーツの注目するべき点は、オンラインゲームでも中心的ジャンルのMMORPGの元祖とも言える、「ウルティマ・オンライン」などの開発でも知られています。エレクトロニック・アーツはオンラインゲーム業界の中では、非常に大きな力を持った会社と言っていいでしょう。

 

 

ブリザード・エンターテインメント

「ブリザード・エンターテインメント」の代表作としては、「ワールド・オブ・ウォークラフト」シリーズが有名です。

こちらはエレクトロニック・アーツと共に、世界トップクラスを誇るオンラインゲーム会社と言ってもいいでしょう。

どちらも有力視されているゲーム会社ですが、エレクトロニック・アーツとの大きな違いはたったひとつで、名作オンラインゲーム業界にのし上がってきたことです。

 

こちらの会社は、「ワールド・オブ・ウォークラフト」、「ディアブロ」、「スタークラフト」という3シリーズをベースに販売戦略を立てていて、世界的にも数が少ない名作の開発やアップデート関係に大きな投資を行っています。

現在の売上の多くは「ワールド・オブ・ウォークラフト」から得られていて、世界でも最大規模のユーザー数を抱えるオンラインゲームでもあります。

エレクトロニック・アーツが多種多様なジャンルのタイトルを提供していることと比べると、対象的な企業と言えそうです。

 

 

Daybreak Game Company「旧ソニーオンラインエンタテインメント」

次は「Daybreak Game Company」ですが、こちらは「旧ソニーオンラインエンタテインメント」になります。

 

代表作は「エバークエスト」シリーズが有名です。

 

こちらの会社は、2015年にアメリカのColumbus Novaから買収された後に、「Daybreak Game Company」になりました。ソニーは日本の会社ですが、ソニーオンラインエンタテインメントは、アメリカを中心にオンラインゲームの開発を展開している企業です。アメリカのゲーム業界において、Daybreak Game Companyの果たしている役割は大きいと言えます。

 

 

バンクーバー初のゲーム会社「EAカナダ」

次はカナダのゲーム会社でもある「EAカナダ」になり、こちらはカナダでも最大の開発スタジオを持っています。

欧州で高い人気を誇っているサッカーゲームの「FIFA」シリーズや、バスケットボールゲームの「NBA Live」シリーズなどの開発で有名です。他には「EA Sports」ブランドのヒットシリーズなどでもおなじみです。

 

カナダで注目されているEAカナダの成長が地域におけるゲーム産業を引っ張っていき、それがカナダ全体のゲームの発展をさせています。日本と同じように、カナダにも有力なゲーム会社が存在していますので、今後の展開が期待されています。

 

アメリカのゲーム事情について紹介しました。

日本と同じようにアメリカでもオンラインゲームは人気が高く、たくさんのユーザーが楽しんでいます。

エレクトロニック・アーツやブリザード・エンターテインメント、Daybreak Game CompanyやEAカナダなど、アメリカには有力なゲーム会社がたくさんあります。

この記事を友だちにシェアする

  • line
  • twitter
  • facebook

前の記事へ

一覧へ戻る

次の記事へ