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eスポーツの世界

2019.10.16 Wed.
eスポーツ選手の生活

eスポーツ選手の生活

近年、話題になっている競技のひとつに、eスポーツがあります。
オンラインゲーム上で対戦して相手を倒していく競技ですが、日本でもe-sportプレイヤーが登場してきましたので、注目を集めるようになりました。
オリンピックの種目になるのではないか、とまで囁かれているようですが、実際にプレイするeスポーツの選手は、どのような生活を送っているのでしょうか?
特にこれからeスポーツの選手を目指している人にとっては、とても気になることだと思います。

プロゲーマーとは

eスポーツはプロのゲームと呼ばれていますが、そもそもプロゲーマーとはどのようなものでしょうか。

日本でも多くのe-sportプレイヤーが登場するなど、最近はプロゲーマーが注目を集めるようになっています。だからこそ、その内容をしっかり把握しておかなければいけません。

 

ただ「プロゲーマー」という職業には、特に明確な定義がないのが現状です。
プロゲーマーの「プロ」を「収入を得る」と解釈するのであれば、「主にゲームをプレイして収入を得る人」と言い換えることができるのではないかと思います。

 

もちろんeスポーツも、この中に入ります。この点については、厚生労働省が行っている職業分類の中にも適当な言葉は存在していませんし、ひと言でゲーマーと言ってもジャンルは広く、FPS/TPSや格闘ゲーム、パズルゲームやスポーツゲームとでは、実際にプレイするタイトルによって活動内容は全く異なります。

 

eスポーツは、現在は世界中でも人気を呼んでいる話題のスポーツです。

ゲームメーカーの中にはeスポーツのタイトルとして、自社タイトルの人気を高めることを目指しているところも少なくはなく、プレイヤーは多くの参加者の頂点を目指して、ファンは目当ての選手の活躍を祈りながら共に喜んだりなど、魅力の多いスポーツと言えます。

 

eスポーツはとても魅力的なスポーツになり、その主役となるのはもちろん、それぞれのeスポーツのタイトルをプレイして活躍している選手になります。世界的には「eスポーツアスリート」などと呼ばれることもありますが、日本では「ゲーマー」と呼ぶことが多いです。

 

多くの賞金を稼いだり、YouTubeなどの配信で収入を得たり、スポンサーから契約金や支援金をいただくなど、その生活の仕方は人それぞれです。

 

各種のイベントやeスポーツを大会などで活躍し続けることが、eスポーツの選手の仕事です。
そんなeスポーツ選手は、普段はどのような生活をしているのでしょうか?

プロゲーマーの長い1日

e-sportプレイヤーは、とにかく1日が長いのが特徴です。

◆起床・食事

eスポーツ選手、大会で優勝して賞金を獲得するため、毎日ゲームの訓練を行っています。
それぞれ生活する場所は違いますが、eスポーツのチームになるメンバーは「ゲーミングハウス」と呼ばれるところで共同生活することもあるようです。

そんなeスポーツのチームの生活を紹介します。

 

ケーミングハウスの間取りが9SLDKのケースですが、こちらはトイレが3箇所、お風呂が2箇所など、設備に関しては充実しているところも少なくありません。

スポンサーなどから与えられた施設で生活しており、プロゲーマーの朝は意外に遅いと言われています。そのチームを取材する人が13時にケーミングハウスを訪ねたときに、メンバー7人の中で実際に起きていたのは3人だけでした。

 

当日の夜に試合があったことも影響しているみたいで、普段から試合のために生活を合わせることも目的になっているようです。そのため起きる時間をわざと遅くして、実際の試合の時間には最良のコンディションになるように、タイミングを合わせているのです。

 

ただ当日に試合がなくても、起きるのは昼頃が多いようです。

 

ケーミングハウスでは専門の調理スタッフが調理をしていますので、作られた朝昼兼用の食事を、起きてからすぐに食べています。選手によっては既に練習している人もいますので、それぞれ練習の合間などに、それぞれ別々に食べるのが一般的です。
水やお茶など様々な飲み物も用意されていますが、基本的にはエナジードリンクを好む選手が多いみたいです。

 

◆個人練習

食事が終わると、個人練習に入ります。
13時くらいになると、練習が始まります。しかし学校のようにチャイムが鳴るわけではありませんので、特に始まりの合図はありません。起きた選手は、自然にパソコンの前に座って、二言三言近くにいるメンバーと会話をすると、すぐにゲームの練習をスタートします。

 

会話の内容は人それぞれで、ゲームのポイントの話というよりはどちらかというと日常会話が多く、各自が自分の課題を解決するために練習を始める、というのが一般的です。

 

練習と言っても具体的に何をするのか、気になる人もいると思います。実際の練習は、オンライン上で一般のプレイヤー(DFMメンバーが組まれる試合は最上位のプレイヤーが相手になることが多い)と試合を行います。

 

プロ選手の中には、アメリカ、中国、韓国といった、世界中のサーバーを使ってプレイできる環境が整っていますので、レベルが高くて時差も少ない韓国に接続しているメンバーが多いと言われています。練習中はそれぞれの選手がヘッドフォンで音を聞いていますので、全体的にはかなり静かな雰囲気です。

 

実際はマウスやキーボードを叩く音だけが部屋中に響いていて、自分の試合が終わった選手は、飲み物を飲んだり雑談をしたりなど以外は、淡々と時間が過ぎていくようです。部屋にはダンベルなどの筋トレグッズもありますが、ゲームと比べて体力トレーニングはあまり集中力が続かないようで、あまり長く続ける選手はいないと思います。

 

個人練習の時間は、17時を過ぎるまでは長い時間席を立つ選手はあまりいません。
ただ黙々と練習するだけが、日々の生活となっています。大会などの試合前には、メンバー全員で細かい戦略会議が行われます。

 

◆戦略会議

戦略会議では、その日に開催されるゲームについて、様々な議論が行われます。
同じ会場に選手が集まって試合をすることもありますが、オンラインゲームということもあり、遠隔地での対戦が可能なのがeスポーツのメリットと言えます。

 

eスポーツ選手へのサポート

eスポーツ選手は、以下のように様々なサポートを受けています。

◆物品供給などのサポート

eスポーツ選手は毎日ゲームの練習をしていますが、物品などのサポートもあります。
ハードウェアやソフトウェア、あるいはゲームに直接は関係ない商品なども、スポンサーからいただくことがあるようです。たくさんの商品をいただくということは、言い換えれば現金をもらっているようなものでもあります。これがプロゲーマーの特権なのかもしれません。

◆eスポーツに関係した経費や活動費のサポート

eスポーツ選手の中には、大会の遠征費やゲストとして出演した際の出演料など、eスポーツに関係した対価をもらえるケースもあります。ただ自分自身の生活費までの支給はありません。

活動費などを気にすることなくゲームをプレイできますが、それ以外の生活費については副収入としてアルバイトなども必要になるかもしれません。

最近話題のeスポーツですが、選手の普段の生活は様々です。ゲーミングハウスという施設で共同生活をしているところもありますし、ほぼ1日中個人練習を行っていると思います。

eスポーツの選手には様々なサポートがありますが、生活費については自分で稼ぐ必要があるでしょう。

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