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プログラミング

2019.10.13 Sun.
ゲームプログラマーは何歳までできるか。

ゲームプログラマーは何歳までできるか。

ゲームプログラマーに憧れる人はたくさんいると思います。
世間的に若いうちにプログラマーになった方が良い、という意見も多いかと思いますが、実際のところは何歳からプログラマーを目指せば良いのか、また何歳までプログラマーとして活動することができるのかは、気になる点ではないでしょうか。
ゲームの仕事のひとつと言えるゲームプログラマーは、一体何歳までできるのかを説明していきます。

ゲームプログラマーとは?

ゲームプログラマーとは、プログラム言語を使ってゲームを制作する仕事をしている人のことです。

ひと口にゲームの仕事と言っても、ゲームミュージックやシナリオを考えるゲームクリエイター、キャラクターや背景を手がけるゲームデザイナーなど、分野は色々な形で分かれています。ゲームプログラマーは、これらのシステムやデザインを、しっかりとコンピュータでプログラミングをして、実際に動くようにする仕事と言えます。

 

どれだけ優秀なクリエイターがいても、それを形にできるゲームプログラマーがいなければ、ゲームの作成をすることはできません。また役割が近いため、ゲームプログラマーがゲームクリエイターの代役をすることもあります。

 

この理由は、プログラミングで実現できることと実現できないことをしっかり理解して、現場の状況を一番把握している職業だからです。

ゲームプログラマーの年齢制限

一般的にゲーム会社で働くゲームプログラマーの平均年齢は低いようで、年代によるキャリアが早めに進んでいく仕事のひとつだと考えられています。

 

一説には、35歳がゲームプログラマーの寿命という話もあり、年齢が若い世代を中心とした仕事のようにも感じられます。
実際のところ、ゲーム会社のプログラマーの求人を見ても、30代後半までというものがほとんどで、それ以上の年代になると厳しいかもしれません。

 

ただ中には、30代から未経験でゲームプログラマーになる人もいますし、40~50代でゲーム会社に就職する人もたくさんいるのが現実です。

 

つまりゲームプログラマーに年齢は関係ない、というのが正解です。

 

ゲームプログラマーという職業は、何もプログラミングだけが全てではありませんし、歳を取っていてもスキルさえ持っていれば、充分に行うことができる職業と言えます。ゲームプログラマーに必要となるスキルについては、しっかり覚えておきましょう。

問題解決能力スキル

プログラミングをすると、必ずと言って良いくらい発生するのが、不具合の対策です。
ゲームプログラマーは、不具合が発生したら即座に対処して、ゲームを正常な状態に回復させる必要があります。

 

最近では、スマホゲームなどが主流と言える時代ですが、不具合が発生するとお客さんの満足度が下がりますので、信頼が落ちてしまいます。これを少しでも回復するためには、問題が起きた原因を早めに解明して、それを解決するための最良の方法を考える必要があるのです。

 

問題解決がすぐにできないときには影響などを考えて、最小限に抑えられるような対策を組み立てる必要があります。
これを実践するためには、やはり経験を積み重ねていくしかありません。

リーダーシップスキル

プログラミングは、チーム作業になります。
ゲームの仕事をするときには、クリエイター、デザイナー、プログラマーが一丸となって、ひとつのプロジェクトを進めて行くことが大切です。

 

このプロジェクトを上手に進めていくためには、チームをまとめられるプロジェクトマネージャーが必要になります。

プロジェクトマネージャーの仕事は作業の工程を決めて、制作スケジュールを管理し、納期に間に合わせるようにチームを引っ張っていかなければなりません。

 

チームメンバーのモチベーション維持の管理をする必要もありますので、リーダーシップのスキルが求められます。
ゲームプログラマーのみを行うこともありますが、ゲーム会社によっては、これらも一度に見なければいけないことも考えられますので、持っていた方が良いスキルであると言えるでしょう。

バイタリティスキル

ゲームプログラマーに限らず、ゲーム会社やIT業界は、残業がとても多い職業であると言えます。

納期に間に合わせるためには、時には徹夜でプログラミングをしなければいけないこともあるでしょう。

 

一般的にゲームプログラマーは、プログラミング言語の知識などの習得をしていることが大切です。

もし不明な言語で壁にぶち当たることがあれば、先輩などに聞くことも許されるかもしれませんが、教育を受けながら行うような作業は、プロジェクトの足を引っ張ることになりますので良くはありません。

そのため自宅でも、日々勉強を続けることになり、ライフスタイルも学生時代よりも大変かもしれません。

 

この点からも、健康的で体力のあるハングリーさとバイタリティ溢れるスキルが求められます。

新技術習得スキル

一般的に知識は、年齢を重ねる毎に減っていくと言われています。

ゲームプログラマーを目指すのであれば、自ら学習をして言語などを身につけなければいけません。現在ゲーム会社で主流となっているプログラム言語は、C言語、C++、C#、Javaなど、様々な言語を使用して開発をしています。

このプログラム言語が突然使用できなくなることも将来的には考えられ、そんなときには新技術を身につけるために、異なるプログラム言語を習得しなければいけなくなったときは、柔軟に対処しなければいけません。

 

極端すぎる話かもしれませんが、年齢によって新技術を習得するためのバイタリティや時間を、どれだけ割けるかが重要になります。10~20代であれば、新技術を学ぶためのバイタリティを持っているかもしれませんが、年齢を重ねると家族やプライベートなどの都合から、簡単には学習することができない人もいるでしょう。

積極的に動ける人

ゲームプログラマーとして必要不可欠と言えるスキルは、積極的に動ける人です。

ゲーム会社では、人から言われた仕事のみを淡々とこなしている人は長続きませんし向いていません。

解からないことを自分で調べずに人に聞いてばかりいる人も、プロジェクトの足を引っ張ることになりますので、良いことではありません。

 

そのため毎日コツコツと技術を磨いて、積極的に他者に技術をプレゼンできるようなゲームプログラマーが好まれます。他人の作ったプログラムを解析して自分のものにできるプログラマーは、とても重宝されます。

もし中心人物のプログラマーにトラブルなどが起きても、それに対処できる人材となるからです。

学習スキル

昔のプログラマーは特殊な技術が必要になり、コンピュータの専門学校か大学で特殊な分野を選び、高価な専用のコンピュータなどを使って、複雑なプログラムを作り上げるという特別な専門職でした。

 

しかし現在では、パソコンとネットさえあれば専門書やネットの情報からでも、十分にプログラミング学習が可能になります。
この点からも、プログラミングが流行っていたときは、できるだけ若いうちにプログラミングを覚えた方が良いという話が広まり、若い方が記憶力や想像力があるから効率良く学習できる、という固定概念が生まれてきたようです。

 

実際に記憶力が年齢と共に落ちていくという事実はなく、これは一般的な思い込みによるものでしかありません。
学習をするときに、やる気さえあれば年齢は関係なく、幾つになっても学習できるのです。

 

昔はゲームの仕事やIT業界で働くプログラマーが溢れている時代がありましたが、現在日本におけるIT業界では深刻なIT人材不足が問題になっています。

これはAIやネットの普及、新技術が次々に発表されていることが理由と言えるでしょう。
開発経験のあるエンジニアは、どこの企業でも必要な存在になりましたし、引っ張りだこの状況にあります。
そのため現在はゲームプログラマーなどを目指す際には、年齢を気にする必要はないと言えるのです。

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