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プログラミング

2019.09.25 Wed.
プログラム言語について(6)GO(Golang), Node.js, JAVA

プログラム言語について(6)GO(Golang), Node.js, JAVA

プログラム言語を使用することで、様々なサービスの提供が可能になります。
ただWebそのものではなく、ある特定のサービスをサーバー側で提供するときには、より複雑な処理を実施させるために、GO(Golang)やNode.js、JAVAなどの言語を使うことがあります。
これらの言語を紹介しますので、これからプログラミングを始める方は参考にしてください。

GO(Golang)について

GO(Golang)はGoogleによって2009年に開発されたオープンソースプロジェクトのプログラミング言語になり、最近人気が高まってきている言語のひとつでもあります。

2018年度のプログラミング言語年収ランキングでは、堂々の1位を獲得するなど、その人気の高さを知ることができます。

 

他のプログラム言語と比較すると歴史はそんなに長くありませんが、様々なところで活躍していることから、知っている人も多いのではないかと思います。GOは、比較的規模の大きなプロジェクトに適していて、全体的にバランスの良いプログラミング言語と言えるでしょう。

 

GO言語だけでは色々な意味や内容で捉えることが可能なため、その他に「Golang」や「Go言語」と呼ばれることもあります。

 

人気も年収も高いプログラム言語

GO言語はプログラミング言語年収ランキング1位に選ばれるなど、人気だけでなく年収でも高く評価されているのです。
プログラミング言語年収ランキングは、就職サービスの提供で知られているビズリーチが、2018年8月に公開したものです。
ビズリーチ運営の求人検索エンジンのデータを基に算出された結果によると、年収の中央値は600万円、最大提示年収は1,600万円にもなっています。

 

GO言語は世界的にも高い人気があり、Stack overflow提供の「Developer Survey Results 2018」では、最も愛されたプログラミング言語のランキングで見事に5位を獲得しているのです。

では、日本よりも進んでいるアメリカでの年収の水準は、どのくらいになるのでしょうか?
大手求人会社indeedの調査によると、アメリカでのGO言語開発者の平均年収は、最大で125,143ドルになっていて、日本円に換算すると約1,390万円と、日本と同じように高水準であることが分かります。
これはGo言語のプラットフォームエンジニアの平均年収の値になり、すべてのGo言語の開発者の平均年収は約103,780ドルになっています。

日本の年収の中央値が600万円ですので、それと比べると如何にアメリカの年収が大きいか分かると思います。
日本でもGO言語は需要がありますが、それ以上にアメリカではGO言語のプログラマーやエンジニアが求められているのです。
ただし、これら年収中央値は、あくまでも企業側が募集する際に提示している金額ですので、実際の契約では、この金額よりも高くなる可能性があります。

GO言語と他のプログラミング言語の相違

プログラム言語には様々なものがありますが、以下の点がGO言語との違いになります。

◆シンプルでケーラビリティが高い言語

GO言語は、「Brad Fitzpatrick・Ken Thompson・Rob Pike」という、優秀なエンジニアによって開発された言語です。
仕上げられたシステムと開発段階、どちらでもスケーラビリティの高い言語になることを目標にしています。

◆実用的で生産性を高めてくれる言語

GO言語は、Googleのような問題のある環境であっても、効率的・生産的な作業を実現できるように開発されたものです。

Node.jsについて

Node.jsを使用すると、JavaScriptでのサーバー処理の制御を、すべてプログラミングできるようになります。
つまり、いつも使用しているJavaScriptの言語だけで、サーバー環境の構築や大量のデータを捌くことができます。
現在では数多くのNode.js向けのライブラリが提供されていることもあって、スマホゲームアプリやIoTの開発などにも利用されることが増えてきています。
そんなNode.jsですが、特徴としては大きく分けて非同期処理、シングルスレッド、「V8」エンジンという面が挙げられます。

◆非同期処理での高速動作

プログラムには、同期処理と非同期処理の2つの種類があり、一般的なプログラムは同期処理で稼働しています。
一方のNode.jsでは非同期処理を持っていることから、多くのデータを高速に処理する必要のあるWebアプリやサービスなどに適しています。

◆シングルスレッドでのメモリ消費の効率化

Node.jsには、「シングルスレッド」と「マルチスレッド」と呼ばれるものがあります。
一般的なサーバーはマルチスレッドに対応していますが、Node.jsは非同期処理が可能であることから、シングルスレッドでの少ないメモリ消費で、大量のデータを高速で処理できるのです。

◆V8エンジンでの高速実行

Node.jsは、JavaScriptを高速に稼働させるために、Googleの開発の実行エンジンでもある「V8」を採用しています。
V8というのは、Chromeブラウザに搭載されたものですが、これをサーバーサイドであるNode.jsでも利用できるようにしたものです。
これまでの実行エンジンとは異なり、JavaScriptをコンピューターが理解できる機械語にすぐに変換して処理するために、非常に高速という点が特徴です。

Node.jsでできること

Node.jsを用いると、以下のことができます。

◆Webサービスの開発

Node.jsでは様々なことができますが、その中でも一般的なものが、Webサービスの開発です。
特に高い人気を誇っているチャットなどのSNSやゲーム、動画配信などリアルタイムで提供できるサービスの構築には向いています。

◆スマホアプリの開発

Node.jsはスマホアプリの開発にも適していて、「Cordova」や「Ionic」などを使用して開発を行っています。

Javaについて

最後はJavaですが、こちらの言語は1995年に誕生しました。
現在はモバイルアプリを始めとして、業務システムなどの開発言語としても注目を集めていて、世界各国で利用されています。
開発元であるOracleはJDK(Java Development Kit)を提供していますが、それを利用すれば、プログラム開発に加えて実行もできるようになります。

Javaの特徴としては、特にプラットフォームを選ばない点が挙げられます。
「Write Once, Run Anywhere」一度記入すればどこでも動く、をコンセプトに掲げているように、実際に作成されたプログラムは、どのようなプラットフォームでも動かすことができます。
Javaはどのようなところでも動作するため、幅広い分野で注目を集めているのです。
具体的には、HTML中にアプレットタグを使用してプログラムを埋め込んだり、Webサーバー上でプログラムを動作させたりなど様々です。

サーバー側にある特定のサービスを提供するときに、必要になる言語になる GO(Golang)、Node.js、JAVAを紹介しました。
それぞれ特徴がありますが、その中でも人気があるのがGO言語になり、2018年度のプログラミング言語年収ランキングでは、1位を獲得しています。
プログラミングを始めるときには、こういった言語についても学習しておきましょう。

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