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ゲームのお仕事

2019.08.24 Sat.
ゲームのお仕事 (7) ゲームの広告宣伝

ゲームのお仕事 (7) ゲームの広告宣伝

ゲームの仕事を尋ねられたときに、ゲームプログラマーやゲームプランナーなど、クリエイターをイメージする人は多いのではないでしょうか。
確かにゲームプランナーたちもゲーム制作の仕事としては大事ですが、ゲーム業界の仕事はそれだけではありません。
デザイナーやプログラマーたちが丹精込めて作ったゲームを世界へ売り出すためには、広報や宣伝の仕事も重要です。
ゲーム会社で行っている、広報や宣伝の仕事について紹介します。

 

ゲーム会社の広報/宣伝とは

ゲーム会社では、ゲームプログラマーやデザイナーといったゲームを制作するクリエイター以外にも、広報や宣伝という仕事もあります。
ゲーム会社の広報というと、何か特別な仕事をしているようなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、他の業界で活躍している広報と比べて、特に違うことはありません。

 

広報室という部署に所属をしていることが多くなり、社外と社内の広報活動を行います。

 

大手のゲーム会社の中には、プロモーションを行うたびに担当が変わることもあるようですが、IRやCSR、宣伝なども一緒に行っている広報担当もいるようです。ゲーム会社における広報や宣伝は、社内や社外に関係なく、会社と個人との橋渡しのような役割を持っています。広報のスタッフは、会社と個人の中立的な立場になります。
どちらの考え方にも、偏らないようにすることが大切です。

 

ゲーム会社での広報の仕事内容

ゲーム会社で働いている広報が、毎日どのような仕事をしているのか紹介します。

 

◆社外広報として自社のゲームタイトルなどを宣伝する

ゲームプログラマーやゲームプランナーたちが、どれだけ面白いゲームを開発したとしても、それだけではゲームが売れることはありません。面白いゲームを作ったということを、一般の人は誰も知らないからです。

 

ゲーム会社で制作されたゲームを、一般人に知ってもらい購入してもらったり、ネット上からダウンロードして課金してもらわないと、会社の売上になりません。

 

そこで登場するのが広報です。

 

ゲーム会社のクリエイターが制作をした面白いゲームを、発売されるのを待っていたユーザーに知らせる仕事を行います。広報という仕事は、どのようにして制作したゲームを世の中に宣伝していくか、を担当する重要な仕事なのです。

ゲーム会社がメディアで宣伝をするためには、プレリリースとしてゲーム会社で制作の発表を行ったり、雑誌などに特集を組んでもらったりしています。

 

またテレビコマーシャルで宣伝するときにも、広報が考えています。

テレビコマーシャルで新作ゲームの宣伝が流れていますが、これは各ゲーム会社の広報の活動の一環と言えるでしょう。

大手のゲーム会社であれば、自社費用でイベントを開催することもできますが、中小の会社になると予算の成約もあると思いますので、広報や宣伝が難しくなることもあります。そこが広報の腕の見せどころになります。少ない予算だけで、どれだけたくさんのユーザーにゲームの内容を知ってもらえるのか、という方法を考えていきます。

 

広報が使える宣伝の予算が少ないときには、メディア側から取材の依頼をもらうなど、様々な方法で工夫をしています。

 

例えばゲームタイトルやリリースする内容によっては、アニメやドラマ、映画や関連雑誌と一緒に、クロスメディア展開という方法も広報が行っています。最近では動画の人気が高まっていますので、YouTubeなどを使用して新作ゲームをアピールするのもいいかもしれません。

 

ネット上のプラットフォームを利用して、ユーザーがある特定の動画を見ている前後のタイミングで、新作ゲームの内容やタイトルを流すこともあるでしょう。
広報が行っている仕事の範囲は非常に広いことが分かります。
実際に広報の仕事を行うときには、それぞれの会社にあるノウハウなどを覚えるようにしましょう。

 

◆広報活動の内容は社内にも連絡する

ゲーム会社で行っている宣伝は、一般ユーザーだけを対象にした外部だけに流しているわけではありません。
最終的には外部へ宣伝をしますが、外部に出すよりも前に最初に、社内でどのような宣伝内容にするのかを広報が考え、社内でゲーム制作をしている関係者全員から了解を得た後に、ようやく外部への宣伝活動をスタートするのです。

 

実際にリリースするゲームの魅力や面白さを十分にアピールはしなければいけませんので、ゲーム制作をしているクリエイターとの打ち合わせは、しっかり行う必要があるのです。ゲーム会社では、新作ゲームの正式発表の前に一般人に情報が漏れてしまうと、売上げにも大きな影響を与えることがあるでしょう。

 

そのため社内のスタッフ全員に、新作ゲームに関する情報をリークしないように、徹底的に口を閉ざさせるようにします。

 

◆様々な宣伝活動を行う

ゲームの宣伝を行う方法には色々なものがあり、WEBメディアを始め、電車やバス広告、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSなどが使えます。
こういった方法の中から、自社で行える最高の方法を選ぶことが大切です。

 

昔は電車の広告や雑誌などへの掲載が多かったのですが、最近ではインターネットの普及の影響もあり、WEB上での宣伝方法が多くなってきています。
ユーザーの多くは、WEBやSNS上で色々な情報を得ていると思いますので、そういった新しい方法に対応することが広報の大切な役割です。

 

広告スタッフの給与相場

ゲームの仕事の中でも、重要なのが広報ですが、そこで働いているスタッフの給与に関しては、どれくらいになるのでしょうか?
広報という仕事も、ゲームプログラマーやデザイナー、ゲームプランナーやディレクターなどと同じように、人によって実際にもらえる報酬は変わります。

 

会社の規模やゲームの売れ行きなども、大きく影響しています。
例えば、大手ゲームメーカーの年収は500万円以上と言われていますが、平均的にはそれより低いようです。

広報スタッフの給与や年収などについては、ゲーム会社やソフト制作会社の求人情報などでも確認できますので、希望される方は最初に確認しておきましょう。

 

ゲーム会社の広報に必要なスキル

ゲーム会社の広報には、以下のようなスキルが求められています。

 

◆それぞれの時代にマッチしたマーケティング能力

会社が行う広報活動には、当然ですがある程度の費用がかかります。
しかし、どのような大きな会社であっても予算は限られていますので、その範囲内でどれだけ結果を出せるかが重要です。
そこで求められるのが、マーケティング能力です。

 

例えばお店で販売されているコンシューマゲームや、課金で利益が得られるソーシャルゲームとでは、広告の方法も変わります。

 

特に無料のソーシャルゲームは、ただダウンロードされただけでは人気の判断にはなっても、肝心の会社の売り上げには繋がらないのです。
大切なことは、どのように遊び続けてもらえるのか、になります。

 

◆コミュニケーション能力

広報活動を円滑に進めていくためには、コミュニケーション能力が最も大切です。
お金をかける広告も必要になりますが、それだけではなくメディア側が取材をしてくれるような売り込みを自然とできることも、広報にとっては非常に重要になるのです。

 

その売り込みに必要となるのが、「コミュニケーション能力」です。

 

ゲーム会社で制作したゲームを外部に対して広報や宣伝することが、広報の役割です。
広報には、マーケティングの知識やコミュニケーション能力などが必要です。どのように利益を得られる活動ができるのかが、会社にとってはとても大切です。

ゲームの宣伝活動に興味がある方は、広報の募集に応募してみるのはいかがでしょうか。

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