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ゲームのお仕事

2019.08.22 Thu.
ゲームのお仕事 (5) ゲームプログラマー

ゲームのお仕事 (5) ゲームプログラマー

プログラミングやゲーム開発に興味を持っている人の中には、「ゲームプログラマー」という言葉を一度は聞いたことがある人も、結構いるのではないかと思います。
一方でゲームプログラマーという名称は知っていても、この人たちがどういう仕事をしているのか、細かい内容や環境などについて知っている人は、あまり多くはないかもしれません。
そんな人たちに、ゲームプログラマーがどんな仕事なのかということを紹介したいと思います。

 

ゲームプログラマーについて

ゲームプログラマーというのは、ゲームプランナーやデザイナーたちが企画した仕様書などを基にして、ゲームがきちんと動くようにプログラムを作成する、クリエイターのことを言います。

 

仕様書に書かれている通りにゲームが動くように、キャラクターの動作を始めとして、ゲーム内にかかるBGMや効果音といったサウンドを設定したり、エフェクト・システムというものの構築など、色々な部分のプログラムを行っています。

 

実際に企画したゲームの内容を本当に実現できるのかという判断をしたり、企画や仕様書の決定、開発まで、幅広い業務を行うこともあるのです。ゲームプログラマーというのは色々な仕事を行っていますが、逆に言えば、それだけやりがいを持てる仕事かもしれません。

 

ゲームプログラマーになるために必要なスキル

これからゲームプログラマーを目指している人もいると思いますが、当然ですがプログラマーになるためには、それなりのレベルのスキルが必要になります。

プログラミングができることは当前ですが、ゲーム会社やソフト制作会社などによって、採用される基準が変わることもありますので、プログラマーを目指している人は求人募集の内容についても、しっかり確認しておく必要があります。例えば中小企業のゲーム会社の場合は、最近の人手不足の影響を思い切り受けていると言われています。そのためプログラムの知識を持たないような、初心者であっても採用しているところもあるようです。

 

これからゲームプログラマーとして仕事をしていくのであれば、やはりそれなりのプログラミングの知識を身につけておいた方がいいでしょう。いつか必要になるのであれば、できるだけ早い段階で習得しておいた方が良いかもしれません。その方が、就職をするときにも有利に働く可能性が高いです。

 

ゲームプログラマーのスキルとしては、ゲームプランナーやデザイナーと同じように、コミュニケーション能力も必要になります。特にチームを組んで作業をすることも多いと思いますので、そういうときにコミュニケーション能力がしっかりしていれば、仕事を効率良く進められるはずです。

 

ゲームプログラマーになるためには、最低限必要なスキルがありますので、事前に学んでおくといいでしょう。

 

プログラミングを学ぶ方法

ゲームプログラマーになるためには、やはりプログラミングのスキルが求められます。
プログラミングの技術や知識を習得するためには、次のように色々な方法があります。

 

◆大学や専門学校に通う

ゲームプログラマーになるために必要なプログラミングは、実際にプログラミングを学習できる学校に通うのが早いと思います。

学校と聞くと学生向けのものと思われがちですが、その中には社会人専門のコースもあります。
大学や専門学校であれば、ゲームプログラマーとして活躍するために必要な、プログラミングの知識や技術の習得が可能です。就職や転職をするときに、会社としてはプログラミングの知識が全くないような未経験者を採用することは、できることなら避けたいと思います。

 

そのためまずは、プログラミングについての基本的な知識を学習して、手と頭を使ってプログラムしてみることをおすすめします。

 

大学や専門学校などに通うことで、プログラミングに関する基礎を知ることもできますし、実践までのひと通りの経験ができると思います。未経験者にしてみたら、ゲームプログラマーになるための一番の近道と言えるでしょう。

 

◆独学で学習する

ゲームプログラマーになるためには、最低限のプログラミングの知識が必要になりますが、ある程度の経験を持っている人であれば、独学という方法もあります。

 

もちろんプログラミングの知識が学べる大学や専門学校に通うのが一番の近道ではありますが、仕事を持っている人などは時間の確保が難しいかもしれません。そういう人たちは、独学によってプログラミングを学ぶこともできますので、計画してみるのもいいかもしれません。

 

書店などではプログラミングに関する教材を販売していますので、時間があるときにでも立ち寄ってみるといいでしょう。
プログラミングに関する通信教育もありますので、書店の教材が難しいと感じている人は、通信教育を行っても良いかもしれません。通信教育であれば、覚えるべきことを分かりやすくまとめてもらえますので、全くの初心者であっても安心できるのではないかと思います。

 

◆セミナーに出席して学ぶ

学校や独学が難しい人は、セミナーに出席して学ぶという方法もあります。
セミナーについては、地元のタウン誌や雑誌、ネット検索などで見つけることができますので、本気で学びたいのであればこのような場所に参加をしてみましょう。

 

ゲームプログラマーの年収

ゲームの仕事には、ゲームプランナーやゲームデザイナーという有名な職種がありますが、それぞれ年収が異なります。
人気の職種の中には年収が高いものもありますが、ゲームプログラマーの仕事はどれくらいの給料になるのか気になると思います。

 

ゲームプログラマーの場合は、ソーシャルゲーム業界の平均が350~450万円コンシューマゲーム業界では300~400万円となっています。これを見比べると、ソーシャルゲーム業界とコンシューマゲーム業界とで、平均年収の最低と最高の金額に差があることが分かります。

 

年収に差が出る理由とされているのが、ヒット作の売り上げです。

 

基本的にコンシューマゲームは、パッケージという形で一般のお店などで販売すると、その後に大きなアップデートが行われることはほとんどありません。最近では後に追加DLCなどが配信されることもありますが、あまり大きな売上は期待できません。

 

一方のソーシャルゲームについては、スマホのゲームということもあり、ゲーム内容を大幅に変えるようなバージョンアップを行うことがあります。この先も数年に渡って、同じゲームだけで利益を出すこともできるのです。

そういう背景もあって、1つのヒット作が出ると大きな利益を会社が得られます。

 

それがプログラマーの収入としても、表れているのです。どのような業界においても基本給はそこまで変わりませんが、ヒット作で得られる利益をボーナスという形で還元できることが多いソーシャルゲーム業界では、コンシューマゲーム業界と比べて年収が高くなる傾向にあるようです。

 

もちろんそれらはあくまでも平均値ですので、本人の努力次第では、もっと伸びる可能性が十分に考えられます。

 

ゲームプログラマーへ転職をするためには

ゲームプログラマーへの転職は、プログラミングの経験の有無が大きく左右してきます。
そのためプログラマーの仕事に就きたい人は、日頃からしっかり学習しておくことが大切です。
実際に転職に成功した人からアドバイスをもらうのもいいでしょう。

 

とにかく希望するゲーム会社などに採用してもらう必要がありますので、面接ではスキルなどを十分にアピールしましょう。

 

ゲーム制作の仕事として、かなり大切な部分となる「ゲームプログラマー」について紹介しました。
ゲームプログラマーは裏方のような仕事に見えますが、実際にはプログラマーがいなければゲームは完成しません。
それくらい大事な仕事なのです。
そのため他のゲームの仕事と同じように、ゲームプログラマーも実力次第では十分に稼ぐことができると思います。

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