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ゲームのお仕事

2019.08.21 Wed.
ゲームのお仕事 (4) グラフィックデザイナー

ゲームのお仕事 (4) グラフィックデザイナー

ゲーム会社やソフト制作会社などでは、たくさんの人が活躍しています。
ゲームプランナーやゲームデザイナー、ゲームディレクターなど色々な仕事がありますが、そのひとつが「グラフィックデザイナー」です。
人気のグラフィックデザイナーが、どんな仕事なのかを紹介したいと思います。
将来、グラフィックデザイナーを目指している人は、しっかり覚えておきましょう。

 

グラフィックデザイナーとは

ゲームプランナーやゲームデザイナーなど、ゲームの仕事にはたくさんの種類があります。
どの仕事もそれぞれ特徴があり、人気が高くて面白い内容のゲームを作るためにはなくてはならない仕事なのが、グラフィックデザイナーです。

 

グラフィックデザイナーは、ゲームの制作には欠かせない仕事のひとつです。
グラフィックデザイナーとは、ゲームのグラフィックつまりは見た目の部分を担当するプロフェッショナルです。
ゲームというのは、グラフィックの良し悪しで第一印象が変わる、と言っても過言ではありません。

 

実際に見た目だけでゲームを評価している人も少なくありません。
同じ内容のゲームであれば、他のゲームよりもグラフィックが良いものの方がいいに決まっています。
そのグラフィックを担当しているのが、グラフィックデザイナーなのです。
ゲーム会社によっては、グラフィックデザイナーではなく、グラフィッカーやCGデザイナーという名前で呼ばれることもあります。

 

名称が変わったとしても、仕事の内容はほとんど同じです。
実際の仕事の内容は求人情報などでも確認できますので、就職を考えている方は確認しておくといいでしょう。

 

グラフィックデザイナーの仕事

一般的なグラフィックデザイナーの仕事というのは、広告や雑誌、ポスターや商品のパッケージなどのデザインをしています。
一方でゲームのグラフィックデザイナー(グラフィッカー・CGデザイナー)は、ゲーム内に出てくるキャラクターはもちろん、背景や武器、様々なアイテムなどのCG(コンピューターグラフィックス)の作成を行っています。
グラフィッカーには「2Dグラフィッカー」と」3Dグラフィッカー」という職種がありますが、それぞれ仕事の内容は違いますので注意が必要です。
それぞれの仕事の内容は次のようになっています。

 

◆2Dグラフィッカー

2Dグラフィッカーというのは、ゲームキャラクターや背景などのイラストの制作や、イラスト原画へのペインティングや加工などが主な仕事です。
コンシューマーゲームはもちろん、最近人気が出ているスマホ向けのゲームなどでも知られています。
日頃から遊んでいるスマホゲームに登場するキャラクターや、背景なども、2Dグラフィッカーが作っています。
最近はスマホアプリの人気が高まっていますので、2Dグラフィッカーという仕事も人気を集めています。

 

◆3Dグラフィッカー

3Dグラフィッカーというのは、リアルな3DCGを作っている仕事です。
例えばキャラクターや背景、ユーザーインターフェースなどの3Dで表示されるデザインです。
2Dグラフィッカーと比べてかなり複雑な作業が必要になりますので、全ての作業を1人で行うことはなく、各パーツ毎に分けて、たくさんの仲間と一緒に作業をするのが一般的です。

 

ただ3Dグラフィッカーは、全ての作業についての知識が必要になりますので、担当するときにはしっかりした知識と技術を身につける必要があります。

 

3Dグラフィッカーは、ゲーム以外にもアニメーションVRや映画の世界での需要もありますので、実力があれば可能性を高めることも夢ではありません。

有名なクリエイターとして、世界中に名前が知られることもあるかもしれません。
ゲーム会社やソフト制作会社などによっても違いますが、その中には入社後の研修会などで、3DCGの制作ソフトなどを学んだりすることもあるようです。

そのため自信がない人は、そういう研修会を利用しながら、毎日学んでいくことが大切です。

 

グラフィックデザイナーの年収

ゲームの仕事で働いている人は年収が高いといった噂話を聞くこともありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
特に、これからグラフィックデザイナーの仕事を目指している人は、興味がある点だと思います。
もちろんゲーム会社によって違いはありますが、平均的なグラフィックデザイナーの年収の相場は、300~600万円くらいと言われています。

 

平均では年収に大きな開きがありますが、これだけ大きな開きがあるのは、2Dグラフィックと3Dグラフィックのどちらを担当するのかや、会社の規模などが理由として考えられています。

グラフィックデザイナーは腕に自信さえあれば、努力次第では良い待遇で就職や転職ができる仕事でもあります。そのため他の職業をしていた人が、グラフィックデザイナーとして新しく入ってくることも珍しくありません。

やりがいはもちろん、年収にもこだわりたい人は、努力次第で年収を上げることが可能なグラフィックデザイナーを目指してみるのもいいかもしれません。

 

グラフィックデザイナーに求められるスキルとは

どんなにグラフィックデザイナーの仕事をしたいと思っても、求められているスキルがなければ、仕事をこなすことは難しいでしょう。
そのため必要なスキルは、しっかり確認をしておきましょう。
グラフィックデザイナーに求められるスキルは、2D(CG)と3D(CG)によって違います。
それぞれに必要となるものを知っておきましょう。

 

◆デッサン力

2Dと3Dの仕事に関係なく、グラフィックデザイナーに共通して求められているスキルが、デッサン力とコミュニケーション能力です。
デッサンは美術の能力を始めとして、表現力や観察力などを養うために役立ちます。
例えば、アナログ的な作業によって培ってきた経験は、リアルなグラフィックの制作やデッサンをベースにした3DCG制作に繋がることもあります。
デッサン力については、大学や専門学校などでも講義の中で行っていることが多いと思います。
グラフィックデザイナーにとって、デッサン力は必要不可欠なものと言えるでしょう。

 

◆コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、チームを作ってクオリティの高いCGを制作するときに必要になります。
特に3Dグラフィックの制作の場合は、複数の人と一緒に作ることが多くなりますので、そこでしっかりとコミュニケーションを取らないと、まとまらないかもしれません。
その結果、作業全体に大きな支障が起きてしまうことも考えられます。
グラフィックデザイナーの仕事を目指している人は、大学や専門学校などで学習をしながら、同時にたくさんの人と接して、コミュニケーション能力を養うようにしましょう。

 

◆2Dグラフィックデザイナーに必要なスキル

2Dグラフィック(CG)を制作するためには、Adobeの「Photoshop」や「Illustrator」といったデザインソフトを使用します。
他のソフトを用いることもありますが、上記のソフトはメジャーですので、多くの会社で使われているようです。
そのため最低限、これらのソフトを操作できるようにしておくといいでしょう。

 

◆3Dグラフィックデザイナーに必要なスキル

3Dグラフィックの制作は、主として「Maya」や「3ds max」などの3DCG制作ソフトを使って行われています。
こちらも2Dグラフィックデザイナーと同じように、上記のソフトの操作ができるスキルが必要ですので、学んでおきましょう。

ゲーム制作にとって大切な仕事のひとつである、「グラフィックデザイナー」について紹介しました。
グラフィックデザイナーには2Dと3Dがありますので、どちらを担当するかで年収が大きく変わることがあります。
それぞれに求められるスキルがありますので、自分に足りない部分を身につけておくといいでしょう。

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