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ゲームのお仕事

2019.08.15 Thu.
プロゲーマーの世界

プロゲーマーの世界

ゲーム好きの人にとって気になるのが、プロゲーマーという職業ではないでしょうか。
プロゲーマーは、ゲーム好きの人にとっては打って付けの職業ではないか、と思います。
好きなゲームをしながら、お金をもらうことができるなど、魅力的な面をたくさん秘めているのです。
ただプロゲーマーを目指すのであれば、具体的なゲームのジャンルや稼ぎ方などをマスターしておく必要があります。

 

プロゲーマーの世界

スマートフォンや家庭用ゲーム機など、世の中は以前と比べてゲームをする環境が整ってきているのではないかと思われます。
最近話題になっているeスポーツなども、それに拍車をかけているのかもしれません。
eスポーツと言えば、2022年のアジア大会の正式種目に採用されたことでも話題になりましたので、ご存知の方もいるのではないでしょうか。

 

2018年にジャカルタで開催されたインドネシアアジア大会では、eスポーツをデモ競技として開催しました。
競技ゲームのタイトルは、次のようになっています。

 

チーム競技は、「League of Legends (PC、MOBA)」、「Pro Evolution Soccer 2018 (PlayStation4、SPORTS)」、「Arena of Valor (Mobile、MOBA)」、個人競技は、「StarCraft II: Legacy of the Void (PC、RTS)」、「Hearthstone (Mobile、Card)」、「Clash Royale (Mobile、Card)」です。

 

日本ではまだ認知症が低いeスポーツですが、海外では様々なプレイヤーがいて、プロゲーマーの数も少なくありません。
日本国内でもプロを目指すプレイヤーが登場するなど、徐々にその人気が高まっているように思われます。
人気沸騰中のeスポーツですが、アジア大会の次はオリンピックの正式種目にもなるような話があるなど、その動向が気になるところです。

 

人気のeスポーツも、プロゲーマーの魅力を後押ししているのかもしれません。

 

プロゲーマーの仕事内容

ゲーム好きの人の中には、「将来的にプロのゲーマーとして活躍したい」と思っている人もいるのではないでしょうか。
実際にプロゲーマーとして活躍している人もおり、個人あるいはどこかのプロチームに所属して活動している人もいます。
プロゲーマーになると、スポンサーとなった企業から、給料や経費などを提供してもらえるのが一般的です。

 

プロのゲーマーが行う仕事は賞金の出る大会への出場であり、その際にはスポンサーが提供するデバイスの使用や広告を貼った動画を投稿するなど、様々な種類の仕事を行うことも少なくありません。

例えば、LOL(League of Legends)の強豪国である韓国では、eスポーツが非常に人気を呼んでいて、LOLの強豪韓国チームの「Telecom」と、「Sumsong」が優勝を競い合っているのです。

韓国では、eスポーツが盛んに行われており、賞金を目指して競い合っています。

 

LOL(League of Legends)の強豪国であることから、韓国は世界的にも注目を集めていますが、その強さの背景にはどういったものがあるのでしょうか?

様々なことが考えられますが、その中でも多いのが次の点ではないかと思います。
それが「オンラインカフェが多いこと」、「eスポーツの専門チャンネルを持っていること」、「プロゲーマーが花形職業であること」です。

 

特に最後のプロゲーマーは特筆すべき点であり、韓国ではプロゲーマーが一般人からプロスポーツ選手と同じように脚光を浴びるなど人気の職業で、雑誌の表紙を飾ることもしばしばあるようです。

eスポーツと言うと男性をイメージする人も多いかもしれませんが、韓国では女性のeスポーツファンが多いのが特徴で、大会試合で得点を収めると、その瞬間に女性ファンの声援が上がるそうです。

 

プロゲーマーの平均年収や平均月収

これからプロゲーマーとしての職業を目指している人にとって、最も気になるのが年収や月収ではないでしょうか。
特に日本のプロゲーマーの平均年収はどの位なのか、気になる人もいるかと思われます。
もちろん人によってその額は異なりますが、平均すると一般的なサラリーマンの年収である400万円前後ではないか、と考えられています。

 

海外のプロゲーマーと比べて、日本のゲーマーの年収は低いように見えますが、これは日本と世界のプレイヤーとでは、元々参戦するタイトルが異なることに理由があります。

年収だけを見ると、下は180万円から上は670万円まで、幅広くなっているのが特徴です。

プロゲーマーの平均収入ですが、実際の算出は単純ではありません。

何故なら、参戦するゲームタイトルやゲーム大会などによって、獲得賞金が大きく変わってくるためです。

 

ただひとつだけ明確なのは、年収ランキングの第10位の選手が3.1万ドルですので、プロゲーマーをしているほとんどの選手が、この額に満たない年収でプレイしていることが推測されます。

月収についても、大会でいつも優勝しているような一部のトッププレーヤーを除くと、後は平均的なサラリーマンの月収を少し上回るか、あるいは大幅に下回るかのケースが多いと言えるでしょう。

 

実際の平均月収は、18~39万円前後とされています。

ではどうして、日本のプロゲーマーの年収はそこまで低いのでしょうか?
それには理由があり、世界と日本のプロゲーマーの年収に大きな開きがあるのは、その多くが格闘ゲームプレイヤーだからです。

 

日本人プロゲーマーを見ると、大半が格闘ゲームをプレイしているのです。
海外で開催されているeスポーツは、優勝賞金が1億円を超えるものも少なくありません。

 

一方で格闘ゲームの賞金は、比較的安いのが現実です。
例えば「ストリートファイターシリーズ(カプコンカップ)」の場合は、2017年度の優勝賞金は25万ドル(約2800万円)と高額ではありますが、これが2位以下になると次のようになります。

2位は5万ドル(約560万円)、3位は2万1500ドル(約240万円)、9位になると2000ドル(約22万円)です。

カプコンカップ以外の大会を見ると、総額でも1万5000ドル(約170万円)程度になってしまうのです。

日本の場合は法律的な問題もあって、大会での賞金額そのものを上げることができない、という事情が大きく影響しているようです。

 

それが刑法であり、刑法185条では「賭博をした者は五十万円以下の罰金又は科料に処する」という規定があります。
さらに景品表示法の問題もあり、消費者庁ではゲーム大会での賞金の上限を「元商品の20倍の金額あるいは10万円」であるべき、という見解を示しているのです。

このような数々の規制が、日本でのeスポーツの活性化を阻んでいる可能性があるのです。

ただ日本でもeスポーツの認知度は高まっていますので、今後は大会で獲得できる賞金の額が高くなることも考えられます。

そうなるとプロゲーマーが活躍できる場も増えてくるかもしれません。

 

eスポーツが2022年のアジア大会の正式種目に採用されるなど、プロゲーマーにとって嬉しいことが増えています。
日本でもeスポーツの波はやってきており、スポンサーと契約するプロゲーマーも出てきているのです。
今後もますます進展する可能性があり、そうなるとプロゲーマーの職業がますます注目されることが予想されます。

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