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eスポーツの世界

2019.08.05 Mon.
話題のe-Sportsだけど正しい表記は?

話題のe-Sportsだけど正しい表記は?

今話題の「e-Sports」ですが、その実況などを見て応援している人もいると思います。
インターネットを通じ、複数のプレイヤーで対戦するコンピューターゲームですので、今後はますますプレイヤーが増加することが予想されています。
世界中で注目されている「e-Sports」ですが、「eSports」や「eスポーツ」など、様々な表記が使われています。
慣れている人であればいいのですが、詳しくない方にとっては分かりにくいかもしれません。
e-Sportsの正しい表記について、紹介していきます。

 

そもそもe-Sportsとはどういうものなのか?

世界中で話題を呼んでいるe-Sportsですが、そもそもどういうものなのでしょうか?
e-Sportsというのは「エレクトロニック・スポーツ」の略称で、複数のプレイヤーがビデオゲームを使用して対戦をする競技のことです。

多くの人とプレイをするゲームを、スポーツ競技として捉える時に使われる名称がe-Sportsです。
調査会社である「Newzoo」が試算したところ、東京オリンピックが開催される2020年には、e-Sportsを行う人口は世界で5億人を突破するであろうと言われ、現在急速に発展しているのです。

 

今や世界中から注目されているスポーツ競技として、その認知度は非常に高まっています。
そんな話題の e-Sportsですが、日本ではどのような状態にあるのか気になる人もいるでしょう。
日本における e-Sportsの認知度ですが、残念ながらあまり普及していないのが現状です。
2018年2月に、一般社団法人日本e-Sports連合(JeSU)の設立の発表が話題になったのは記憶に新しいところです。

 

既に設立されていたe-Sportsの3団体や、ゲームメーカーの各社が加盟している一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会などが協力して立ち上げた組織であり、これによって日本における e-Sportsの普及はもちろん、今後の発展を目指していこうというものです。

 

2024年オリンピックの正式種目に予定?

先にインドネシアで開催された「第18回アジア競技大会」では、e-Sportsがデモンストレーション競技として実施されました。
このe-Sportsについては、2022年のアジア競技大会で正式な種目になることも決まっているなど、今後の展開が期待されています。

さらに2024年にパリで開催されるオリンピックにおいても、e-Sportsが正式種目になるかもしれない、といった話がありますが、一方で「e-Sportsの採用は難しいのではないか」という厳しい意見があるのも事実です。

 

現段階では、開催派と非開催派のそれぞれで意見か飛び交っているのが現状と言えます。
第18回アジア競技大会で実施されたe-Sportsでもある「ウイニングイレブン2018」と呼ばれるサッカーゲームでは、日本代表の杉村直紀(SOFIA所属)選手と相原翼(レバ所属)選手が優勝しました。

 

ニュースでも報じられたので、聞いたことがある人もいるかもしれません。
このような日本人選手がe-Sportsで活躍したことで、日本におけるe-Sportsの地名度も広がったのではないかと思われます。

 

e-Sportsの表記名

世界的に人気の高いe-Sportsですが、最近は日本でも認知度が急速に高まっているように思われます。
実際に興味がある人や、これから参戦をしようと思っている人もいるのではないでしょうか。
オリンピック競技にも加えられるなど、今後の進展が期待される中で、その表記についても気になるところです。
e-Sportsの知名度が上がり、現在では様々なメディアなどでも取り上げられるようになってきたことから、誰が見ても分かるような表記にする必要があります。

 

このe-Sportsという表記ですが、現在は「e-sports」、「esports」、「eSports」などが見られます。
この中で一体どれが正しいのかですが、答えは「esports」です。

 

これは「American Copy Editors Society Convention」で決定され、APスタイル・ガイドにも記録されています。
最大手でもあるAP通信は「eSports」と表記をしてきましたが、それを覆すような結果となったようです。
eスポーツというと、よく目にするハイフンが付いたもの、「e-sports」を使用してきたメディアも少なくありません。
これと同じようなものがeメールであり、登場したばかりの頃は「e-mail」と表記されていましたが、現在では「email」で統一されています。

 

大文字の頭文字を用いる「Esports」という案もあったようですが、単なる「sport」は小文字で表記される代名詞ではないにもかかわらず、Eを大文字にすると代名詞のようになり、人によって受け取り方が変わってくるという意見が多かったようです。
このように今後の英語の表記は「esports」になりますが、日本語ではどのようになっているのかも気になる点ではないでしょうか。

 

日本の場合は「eスポーツ」を始め、「Eスポーツ」や「イースポーツ」など、実際の表現の方法も様々です。
現時点では、まだあまり知名度がないのが理由かもしれませんが、いずれメジャーになることが予想されますので、日本でも早めに統一の表記にする必要があります。
ただ日本で表記を確定するためには、今以上の認知度が必要となるでしょう。

 

「日本esports促進協会(JEF)」設立記念式典

去る2019年5月25日、東京ビッグサイトにおいて日本では初めてとなる国際基準ルールに則った、一般財団法人の「日本esports促進協会(JEF)」の設立記念式典が開催されました。
この協会は、日本国内にeスポーツのことを広めるため海外の主要団体と連携し、国際基準の啓蒙や浸透を目標にしています。
さらに国内で開催される関連イベントの発展と、日本選手が世界で活躍できるように推進することも目的にしているのです。

 

式典では、「日本esports促進協会(JEF)」設立の調印式や協会の取り組み、さらに今後の活動についてのプレゼンテーションなどが行われています。

ここでは既に日本国内でeスポーツ業界の活性化に貢献している、「日本e-sports連合(JeSU)」に敬意を表したのが印象的です。

今後は中国を始めとする海外に対して、eスポーツ団体より国際基準のマニュアルといったノウハウを最大限駆使し、選手の育成を始め、審判員や解説者など多くの人材育成計画についての説明もされました。

 

また将来的にeスポーツがオリンピックの正式種目となることについて、そのための環境整備やレギュレーションなどの課題の取り組みについても議論されています。

日本のesportsの発展のためには、2019年に設立された日本esports促進協会(JEF)の力も欠かせません。

 

一般財団法人日本esports促進協会(JEF)は、日本のエレクトロニック・スポーツ(esports)に関連した一般財団法人で、今後の日本におけるesportsの人材育成などを行っています。

他にも日本eスポーツリーグ協会(JeSA)など様々な団体が活動することで、日本でのesportsの認知度が高まっていくのではないかと思います。

 

ゲームを使って対戦を行うesportsに注目が集まっています。
世界的に人気のスポーツの一つとして知られていますが、日本での認知度はイマイチというのが実情です。
ただ現在は様々な団体が活動していますので、今後は世界と同じレベルにまで向上していくのではないかと思われます。

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