レンダリング

　レンダリングとは、コンピュータグラフィックス(CG)の用語であり、コンピュータ上のデジタルデータをプログラムによって演算し、画像として可視化し、ディスプレイ上に表示できるようにすることを言います。元となる情報には、物体の形状、物体を捉える視点、物体表面の質感(テクスチャマッピングに関する情報)や光源及び光源の位置から影を付けるための処理(シェーディング)などが含まれる。"render" の原義は「表現する、翻訳する、(脚本などを)上演する」などの意味します。
　レンダリングを行うソフトウェアやシステム等をレンダリングエンジンまたはレンダラーと呼ばれます。
　元となる情報には、物体の形状、物体表面の質感、物体に対するカメラの視点、光源、等が含まれています。形成した物体にテクスチャによるマッピング(テクスチャをオブジェクト表面に貼り付けて覆い隠すイメージ)を行い、そこにシェーディングを施し、カメラの視点から遠近感を出す処理等を行います。これらの計算には膨大な演算処理が必要となるため、レンダラーを動作させるには、高性能なCPUと十分な量のメモリが必要となる等、動作環境も充実していなければ成りません。