高水準言語

　高水準言語とは、プログラミング言語の中でも人間にとって理解しやすい構文で書かれている言語を指します。高級言語とも呼ばれます。これと対を成す言語に低級言語又は低水準言語があります。
　高水準言語と低水準言語の違いは、低水準言語は機械やハードウェアに対する直接的な命令を記述する「機械寄りの言語」であるのに対して、高水準言語ではハードには依らない、「人間寄りの言語」となっています。すなわち、ハードウェアやオペレーティングシステム等の機械やその制御の元となっているシステムによらずに様々なコンピュータで同じように動作するソフトウェアを人間の言葉に近い言語で開発することができます。
　高水準言語は人に理解できる言語であるため、一般にプログラマはこの言語を用いて、プログラミングを行います。高水準言語でソースコードを記述した後、インタプリタやコンパイラ等で機械語に翻訳しプログラムを作成します。
　代表的な高水準言語には、BASIC、FORTRAN、COBOL、C言語、C++、Java、Pascal、LISP、Delphi等があります。現在行われているゲームプログラミング作業は、ほとんど高級言語によって行われています。