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ハードコード

 ハードコードとは、プログラミングにおいて開発するソフトウェア動作環境や利用条件・状況を前提としてデータや処理のコーディングを行うこと、あるいはそうしてコーディングされたデータそのものを指します。本来、ソースコード中で状況に応じて書き換えるべきデータを、定数や文字列などの常に一定のデータとして記述することです。
 ハードコードされたデータや処理は、プログラムの完成後、容易に変更することはできなくなっています。そのため、ハードコードする前に「該当箇所は必ず変更の必要がない」、と判断されたデータや処理のみがハードコードされます。
 例を上げれば、数学の概念である円周率は将来に渡って変わる事はありませんし、きまった場所(ファイルパス)へのデータファイルの保存処理等のような、データや演算処理はハードコードしても問題ありません。一方で、会計の機能を持ったソフトウェアでは、税率の値を固定してしまうと、将来税率が変わったときに問題があるのでハードコードすると後々使用できなくなる恐れがあります。
 将来変更される可能性がないものをハードコードすることが求められます。

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