表計算やネット接続、動画閲覧など、使用する方法を知っていると便利なのがパソコンになり、家事や仕事で有効活用している人も多いのではないでしょうか。
昔は値段が高くてなかなか手にできなかった人もいると思いますが、最近はリーズナブルな価格のものも出てきたので、大分買いやすくなってきているのではないでしょうか。
そんな魅力的なパソコンですが、パソコンは一度買えばずっと使えるものではなく、寿命があるので注意が必要です。
パソコンには寿命がある?
一度買えばいつまでも使えるというイメージがあるパソコンですが、テレビなど他の機器と同じように寿命がありますので、その点の認識を持っておくことが大切です。
特に初心者は注意が必要ですので、いつまでも使えると思っていると途中で故障したりして、大切なデータが失われてしまうことがあるかもしれません。
初心者の中にも仕事でパソコンを利用している人はたくさんいると思いますので、寿命について確認しておくと良いでしょう。
気になる寿命は、パソコンの種類にもよりますが、一般的には5年くらいと言われています。
この5年を目安にしておけばいいと思いますが、これには注意する点があり、それは「パソコンが壊れる = パソコンの寿命」というわけではないことです。パソコンを使用していると、途中で故障したり壊れたりすることがありますが、それを見て寿命と思う人もいるようです。
特にパソコン初心者に多いようで、機器が故障したり壊れたりすると、勘違いをして買い替える人もいるのではないでしょうか。パソコンというのは、単に壊れただけでは寿命というわけではありません。
機器自体が性能不足になれば、寿命になるのです。
もちろん壊れた場合も寿命をむかえることがありますが、他にもまだ動いている場合であっても、時間の経過によって性能が不足してきたり、OS のサポートが終わったりすることでも寿命になることがあります。
OSのサポート終了というと、2020年1月14でマイクロソフトのサポートが終了したWindows7の例が上げられます。
もちろんそのままでも使用できますが、サポートがないことからウイルスに感染して、その結果使えなくなると、結局は寿命をむかえるのと同じ結果になってしまうのです。
そのため新たに、最新のパソコンへと買い替えることになるかもしれません。
新しいパソコン買い替えの目安
パソコンは消耗品ですので、いつかは買い替える必要があります。
寿命が来るのを待っていたら、いざという時に間に合わないこともありますので、日頃から注意しておくと良いでしょう。
パソコンを買い替える目安について紹介していきます。
◆ハードディスクの故障、もしくは故障しかけている
パソコンの買い替えの目安には様々なものがありますが、その中でも多いのが「ハードディスクの故障」や「故障しかけている」です。
パソコンにとってハードディスクはとても重要なパーツであり、ハードディスクが故障すると、ある日突然起動しなくなることがあります。
そのため事前にしっかりチェックしておく必要がありますが、例えば「CrystalDiskInfo」というフリーソフトがおすすめです。
「CrystalDiskInfo」は、「hiyohiyo 」が開発しているソフトで、手軽にハードディスクの耐久性をチェックできます。ハードディスクの状態が心配な方は、一度利用してみるといいでしょう。
「CrystalDiskInfo」はWindowsに対応していて、MITライセンスの下で配布されています。
このようなソフトを使用してハードディスクの耐久度を調べたときに、「危険」が表示されてしまったら、新しいハードディスクへと速やかに交換する必要があります。ハードディスクの交換は自分でもできますが、初心者の方にとっては難しいかもしれません。自分で交換できる方は、新しいハードディスクへと交換すればそのまま使用しても大丈夫です。
ただ初心者で難しい場合には、新しいパソコンへ買い換えることも視野に入れておいた方がいいと思います。
「CrystalDiskInfo」で試して「危険」になったハードディスクは、今日明日にでも壊れる可能性がありますので注意が必要です。
もちろん、すぐに壊れない場合であっても、1週間後や1ヶ月後に使えなくなることもあるのです。とにかく近い将来には壊れる可能性が高いので、十分に注意しておきましょう。
◆その他のパーツの故障
パソコンの買い替えの目安としては、「その他のパーツの故障」もあります。
ハードディスクは正常に稼働していますが、それ以外の例えば電源やCPU、マザーボードなど様々な部位が故障してしまうと、たとえハードディスクに問題なくても使えなくなりますので、それを目安にしておくといいでしょう。
その他のパーツの故障ですが、デスクトップタイプの PC であれば、ほとんどのパーツ交換は可能です。
しかしこれがノートPCになるとパーツ交換が難しいことが多くなり、デスクトップと比べてハードルが高まることもあります。もちろんデスクトップPCであっても、初心者の中には自分で交換できない人もいると思います。そういう場合は無理に交換をするのではなく、買い替えた方が早いこともあるのです。
交換したときに使える本体はどうすればいいのかですが、中古のパソコンを探している人に売却したり、オークションやフリーマーケットなどに出品をして、欲しい方に渡すということも考えておくといいでしょう。
保証期間がすぎてしまった機器の故障は修理費用を確認して、その状態によっては新しいものを購入することをおすすめします。
◆性能不足を感じた時
性能不足を感じたら、早めに新しいものを購入した方がいいでしょう。
購入したときと比べてフリーズすることが多くなったり、動作が重くなったりなど、とにかく使用しにくくなったら買い替えの目安と見ておいて良いと思います。
性能の悪いまま使用していると、仕事などに支障が出てきますので注意が必要です。
◆異音がする
パソコンを使用していて異音がする、特に起動する際に、いつもと違うような大きな音がする場合は故障が近いことを合図している可能性があります。
例えば「ガリガリガリ」、「ブォーン」などがありますが、とにかくいつもとは違う音が聞こえ出したら要注意です。
購入から5年を目途に
パソコンには寿命がありますので、その前に新しい機器に買い替えることが大切です。
いくつかの目安を紹介しましたが、それでもなかなか難しいことがあります。その場合は年数を目安にする方法もあり、その期間が大体5年になります。
購入してから5年が経過したパソコンは、時代の流れに性能がついていけないことが多いです。そのため寿命の判断ができないときには、この5年をひとつの目安にするといいと思います。
5年を経過していたら、新しいパソコンを検討しておきましょう。
パソコンは一度購入すれば、その後はずっと使えるようなイメージがありますが、実はそうではありません。
パソコンもテレビや洗濯機と同じように消耗品ですので、使い続けているうちにいずれは寿命がやってきます。
そのため寿命が来る前に、早めに新しいものへと買い替えることが大切です。
特に初心者の方は判断ができないこともあるかもしれませんので、十分に注意しておきましょう。