同期処理

　同期処理とはプログラミングにおける処理方法の一つです。
　通常のプログラミングにおいて、ソースコード上の命令語は先頭から順番に一つずつ実行されていきます。同時に処理できる命令語は一つだけであり上から順に実行していくため、1つの処理が完了するまで次の処理は行われません。いわゆる順次処理です。
　以下の様なソースコードでは、Func1が終わるまでFunc2は絶対に実行されません。当然の様ですが、”同期処理”のプログラムではそうなります。

Func1();
Func2();

同期処理では処理を一つずつ行うため、ソースコードの上から順に読んでいくだけなので、ソースコードがどのように進んでいくか読むことは容易です。上記は一つの処理しかありませんが、マルチスレッドの同期処理では複数の処理を進めますが、処理同士でタイミングを合わせる必要がある場合、ある処理が完了するまで別の処理は完全に停止する、という場合もあります。
　一方で、非同期処理では、1つの処理の終了を待たずに次の処理を行うため、複数の処理が同時に進みます。