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参照透過性

 参照透過性とは、プログラミングにおける概念であり、関数等の数式に同じ数値を入れた時、同じ処理と同じ計算結果をもたらす式のことを参照透過性のある式と呼びます。同じ入力に対して同じ出力を示すということです。
 これには数学の関数を例で取れば分かりやすいです。数学的な関数は、y=f(x)等と記述されます。xは入力であり、関数fは計算方法となります。fは普遍であり、xの値に応じてyが決定されます。同じxに対して、必ずyは同じ結果を示します。これが参照透過性です。プログラミングの関数でも同じことが言えます。
 しかし、例えば関数内でどこか別の場所に記録されている値、例えばパソコン上の時刻によって演算方法を変えるとします。すると、同じxであっても同じyを返さなくなります。これが参照透過性の無い場合です。このように引数以外のどこか別の場所に記録されている数値が入ると参照透過性がなくなります。
 このような関数では、副作用を起こす可能性もあります。グローバル変数等を関数の処理内で扱うと副作用を起こしてしまう場合があり得ます。

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