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純粋仮想関数

 純粋仮想関数(pure virtual function)とは、オブジェクト指向プログラミングにおいて用いられる仮想関数の一種です。純粋仮想関数は、それ自身には機能(実装)がなく、簡単にいえば宣言のみがある関数です。
 純粋仮想関数を持つクラスのことを抽象クラスと呼びます。抽象クラスは、インスタンス化することができず、抽象クラスを元にクラス派生することで純粋仮想関数の機能を上書き(オーバーライド)して実装を加えることができます。抽象クラスや純粋仮想関数は、実質的に、このようにオーバーライドすることを前提としているクラスです。
 仮想関数のプロトタイプ宣言に0を代入し、以下に示すコードの様にvirtual void func() = 0; とすると純粋仮想関数となり、実装が不要になります。
#include
using namespace std;
class TestClass{
   public:
     // 純粋仮想関数 実装がありません。
     virtual void func() = 0;

     //通常の関数
     void func1(){
      //ここに処理内容の記述、実装が必要
     };
}

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