PROFESSIONAL GAME CREATOR SCHOOL G学院 用語集

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ヌルポインタ

 ヌルポインタとは、ポインタ変数が何のアドレスも保持していないことを表すポインタの値です。多くの場合は、ポインタ変数にnull(ヌル)を代入します。
 ヌルポインタの用途としては、長さの決まっていない配列等のリスト状のデータを表したり、関数メソッド処理の失敗を表す戻り値として用いられます。ヌル は数値としては、0を示しますが、その意味は数字の0とは異なります。変数を紙に例えるならば、その紙にデータとなる数値を書くとその数値のデータを指すことになります。ところが紙さえ存在しないような状態がヌルです。 ヌルポインタは0ではありませんが、実は内部的には値は0として扱われます。0の値である理由は、プログラミングの仕様は通常「アドレス0に位置するデータ」をプログラム上で用いないため、ポインタが空であるという意図をつたえるためです。
 ヌルポインタを未初期化のポインタとは異なり、未初期化の値は不定値のランダムな数値を持ちます。

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