PROFESSIONAL GAME CREATOR SCHOOL G学院 用語集

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名前空間

 名前空間とは、同じ名前の変数を区別する目的で用いられるスコープ定義の機能です。スコープとは変数の使用領域を表す言葉であり、名前空間内で定義された変数は使用領域内でのみ使用可能です。このスコープによる住み分けにより、変数の名前の重複を防いでいます。
 プログラミングにおいては、変数は必須の存在であり、必ず使用されますが、数多くの変数を扱っていると、よく用いる変数名に例えばシンプルなアルファベット一文字の名前や英単語スペルでは、重複する可能性があります。この場合、変数は同一の名前のものは使えないため、エラーとなります。他者の作製したプログラミングの文章(例えばソースコードライブラリ等)を用いる場合、頻出の変数名は使用できないことになります。こうしたことを防ぐために用いられるのが名前空間です。
 名前空間を用いる際には、名前空間名::変数名 というように記述します。 この前半部分に来る名前空間名が識別子となり、変数名が重複した状況であっても、名前空間、つまり定義されたスコープが異なるため、並列して利用できます。
 名前空間を用いることによって、オブジェクト指向による区画分けされたプログラムや大規模なプログラムを開発することが容易となります。

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