PROFESSIONAL GAME CREATOR SCHOOL G学院 用語集

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インターフェース(オブジェクト指向プログラミング)

 インターフェースという言葉は、一般的には二つ以上のモノを結ぶ時の接続部分を指しています。コンピュータの構成要素二つの境界を指す言葉としてインターフェースという言葉が用いられていますが、オブジェクト指向プログラミングにおいてはこれとは異なる用語となります。
 オブジェクト指向プログラミングにおけるインターフェースとは、クラスメソッドと似たようなものですが、メソッドにおける名称、戻り値引数のみをもち、実際の処理を持ちません。インターフェースのみでは何の処理も行えないことになります。ところが、これをクラス継承させることでその利点を発揮します。メソッドのみは明確に定義されているため、これを継承したあるクラスAを作るときに、メソッドの中身の処理部分(実装)を作製します。これを呼び出し元クラスから呼び出す時、インターフェースが持っていたメソッドから呼び出すことで、クラスA独自の処理を行うことができます。

[呼び出し元クラス] - {[インターフェース] in クラスA}//インターフェースを介してクラスAを呼出

さらに、他の機能を用いたい場合、別のクラスBを作成し独自の実装を加えることで全く別の処理が行えます。

[呼び出し元クラス] - {[インターフェース] in クラスB}//インターフェースを介してクラスBを呼出

しかも呼び出し元クラスからでは、その違いは全く分からず、これらのクラスは完全にカプセル化されています。
 上記例を例えると、ユーザー(呼び出し元クラス)、タッチパネル機能(インターフェース)、スマートフォン(クラスA、クラスB)間の関係において、ユーザーが誰であれ、方法としてタッチパネルを使用している限り、スマートフォンの種類がAndroid(クラスA)であれ、iPhone(クラスB)であれ、ユーザーが困ることはありません。

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