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浮動小数点型

 浮動小数点数型とは、プログラミングにおける変数のデータ型の一つで、実数を表すデータ型です。多くのプログラミング言語で実数を示す基本的なデータ型の一つです。
 浮動小数点数型の変数は、他のデータ型変数同様、宣言時にメモリ上の領域が確保されますが、その構成は、「符号部」「固定長の仮数部」「固定長の指数部」を含みます。
 桁数の多い数値を数字の並びである「仮数部」と、小数点の位置を示す「指数部」で表します。仮数部に、底を指数でべき乗した値をかけて実数を表しています。
 仮数 × 基数の指数乗
 小数点の位置を変えることで、整数の部分(小数点以上の部分)と小数点以下の部分の値の精度を必要に応じて設定することが可能です。プログラミング言語によっては、表現できる数値の範囲に応じて、単精度浮動小数点型(float)、倍精度浮動小数点数型(double)などの種類があります。
 浮動小数点数型は、桁数が多いため計算処理に時間を要しますが、取り扱う値の精度は高く、数値の範囲(値域)が広いという特徴があります。
 指数部で表現できる範囲を超える場合があります。指数の最大値を超える場合はオーバーフロー、最小値より小さい場合はアンダーフローといいます。

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