動的メモリ確保
動的メモリ確保とは、プログラム実行中において、データを格納するためのメモリの領域の確保を行う仕組みのことです。
通常プログラムは、その実行時に必要とされるデータ格納用のメモリ等はあらかじめ確保しています。事前にソースコードからどのように変数宣言するかがわかっているためです。このため、通常新たに確保する必要はありません。ところが、ソースコードをコーディングしている段階では、確保する量が決められないような場合もあります。例えば、ゲーム等で敵キャラクターの数が限界値の設定もなく増えていくような仕様で合った場合です。このような場合は、どの程度必要か製作時点では分かりませんので、プログラム実行中にその都度メモリを確保する必要があります。また、確保してばかりでは、使用メモリが一杯になりパソコン本体の動作に悪影響が出ますので、使い終わったらそれを片付ける必要があります。これをメモリの開放といいます。
このように必要メモリ量が未確定の場合、その場その場で不確定の「動的な」メモリの確保が必要となる事があります。開放を忘れてしまうと、メモリリークが起こります。