ダイナミックリンクライブラリ

　ダイナミックリンクライブラリとは、ライブラリの一種であり、実行時にプログラムとリンクする、いわゆる動的リンクを用いたライブラリです。英語では、Dynamic Link Libraryと記述し、DLLと略されます。拡張子は.dllのファイルです。
　DLLには様々な機能が含まれており、プログラムの実行時にリンクすることで、プログラムはDLL内の機能を自由に使うことができます。DLL自体は実行可能なファイルではないため、それ自身では動くことはありません。
　DLLファイルという独立したファイルとして存在し、多くの場合、パソコン中のフォルダ構造(ディレクトリ構造)において、実行ファイルと同じパスあるいは近いパスに置かれています。
　スタティックリンクライブラリとの違いは、リンクするタイミングです。スタティックリンクライブラリでは、完成前にリンクし、プログラムとして完成するのに対して、DLLでは完成後起動時にリンクしています。