参照渡し
参照渡しとは、関数の使用時の呼び出し元とのデータのやり取りの仕方の一つであり、変数の参照(ポインタ、アドレスを示すデータ)を渡す方法です。
関数を定義する時の記述では、関数が受け取る変数として仮引数が指定されます。関数の利用時に、変数や値が実引数として指定され、その実引数が仮引数として渡されます。
この過程において、関数が受け取る変数には2つの場合が考えられ、実引数として渡した変数の値である場合とその変数のアドレスである場合です。
参照を渡した場合は、実引数の変数のアドレスそのものを仮引数に渡し、それに基づいて関数内の処理が行われます。仮引数を介して、変数のアドレス、即ち本体に直接アクセスしているため、仮引数の値が処理中に変化した場合、元の変数も変化します。
これとは逆に値渡しが存在します。